作者の枡野さんって人、昔進研ゼミで短歌のコーナーをやってた気がします。懐かしい。
お、漫画化もされてるのかふむふむ。
なんかこうあれだ浮気とかのモラルが薄いよね
文庫の小説って結構そんなんが多い気がします
ブンガクに携わってる人ってなんかみんなこうなのかー
読みやすくてよかった。
作中の短歌が好きで、おお、短歌ってけっこういいなあと思いました。
七語調ってもともと好きで、やっぱり日本語として気持ちいいなあと思う。
わたし結構広告のコピーとか短くて練られてる文が好きなので、
うん、短歌はいいなー。
章の前のさくらんぼマークがカワイイなと思ったら
下に「CHERRY BOY」との文字あり。
良く見たらタバコのマークもあって下には「PLAY BOY」。
あーなるほどカツオ視点がさくらんぼで伊賀視点がタバコなのか
最後まで気が付かなかった。
でもということはカツオは結局最後まで童貞卒業できなかったわけだけれどもそれは必然というか
もう作中において童貞は彼のアイデンティティーであるわけですね。
つまりカツオ=童貞は固定。
でも二人がやってるかやってないかの違いって
チャンスに恵まれたときにどうしてるかってだけだよね。
最初に先輩に言われたときと
レンタルビデオ屋店員にチョコもらったとき、
食いついていったら間違いなくとっくに脱童貞済みでしょう。
伊賀はヤるチャンスは逃さないイメージなので
伊賀だったらレンタルビデオ屋店員もまあ間違いなく食ってるだろうとかそういう。
前にペケのタイトル語りに「JKのやるやらないは相手を選ばないかどうかにかかってる」みたいなのがあったけど、
あーこれ男もそうなんだろうなーとか思ったりした。
伊賀の第二歌集のタイトルをみて三代目魚武濱田成夫を思い出した。
いや、長いところがなんとなく…
三代目魚武濱田成夫の
「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」
は高校の国語教師が授業で勧めてました。
ちゃんと読んだことはないんだけど、このタイトル好き。